2025年上期飲食店員の給与は？東京30.1万円！業態・業種別の給与を徹底解説

健康的な食生活を支える飲食業界の給与動向

株式会社シンクロ・フードが運営する求人情報サイト「求人飲食店ドットコム」は、2025年度上期における飲食店の平均給与データを発表しました。本記事では、その詳細と、健康的な食生活を支える飲食業界の現状について解説します。

2025年度上期における飲食業界の平均月給は以下の通りです。

平均時給については、以下の通りです。

2024年度下期に過去最高の最低賃金改定があったことで、2025年上期の給与の上昇率は月給・時給ともに鈍化しました。どのエリアも最大100〜101%台にとどまる結果となりました。

求人飲食店ドットコムの主要業態である「イタリアン」「和食」「居酒屋・ダイニングバー」「カフェ・喫茶店」「洋食・西洋料理」の5業態において、東京での業態別の平均給与額が調査されました。

全ての業態において上昇が見られました。最も月給が上昇した業態は「カフェ・喫茶店」で、4,600円上昇、続いて「居酒屋・ダイニングバー」で4,578円増となりました。どの業態も100〜101%円台の上昇率に収まっています。

業態別給与額を比較すると、比較的採用が難しい業態は給与が高めで、採用しやすい業態は給与が低めという傾向にあります。「和食」および「居酒屋・ダイニングバー」の募集給与が2024年度上期から30万円台を突破しており、採用が難しい状況にあることが窺われます。

職種別平均給与額では、2024年度下期と変わらず、東京都・大阪府ともにサービス・ホールよりも調理スタッフの給与額が高い結果となりました。東京・大阪ともにどちらの職種も101%台の上昇率となっています。

今回の調査結果から、飲食業界においては、給与の上昇傾向が見られるものの、上昇率は鈍化していることがわかります。特に、採用が難しい業態においては、給与を高く設定することで人材を確保しようとする動きがみられます。

健康的な食生活への関心の高まりとともに、外食産業においても、ヘルシーなメニューを提供する店舗が増加しています。このような状況下で、飲食業界で働く人々の給与や労働環境が改善されることは、業界全体の活性化につながります。

株式会社シンクロ・フードは、”多様な飲食体験から生まれるしあわせを、日本中に、そして世界へと広げる”というビジョンのもと、飲食店経営・運営を支援するプラットフォーム「飲食店ドットコム」を運営しています。